万華鏡は、2枚以上の鏡を組み合わせてオブジェクトと呼ばれる内部に封入または先端に取り付けた対象物の映像を鑑賞する筒状の多面鏡。
観察者は筒の一端からのぞき込み、他端からは光が入り鏡で反射する。鏡を45度の角度に交差させると8個、60度では6個、90度では4個の1回の反射による鏡像が見られる。
筒を回転すると着色された物体が移動し、さまざまな色や模様を見ることができる。鏡の対称性により美しい図形が見られる。
ディヴィッド・ブリュースターが偏光の実験の途中で発明し、1817年に特許を取得した。
初期のデザインは、一端に一組の鏡を置いた筒からできており、他端には半透明の円盤、その間にビーズを置いたものである。
初期には科学における道具として発明されたものが、玩具として急速に複製された。
万華鏡の内部映像は鏡によって作られ、その枚数や組み方のシステムをミラーシステムという。
万華鏡の内部に封入または先端に取り付けた見る対象物をオブジェクトという。 オブジェクトケースを使用しているものには、オブジェクトケースが本体に固定されているケース固定式とオブジェクトケースだけ回転できるケース回転式がある。
万華鏡の外装でミラーシステムを収める箱の部分。